静岡県の地震と中部電力浜岡原子力発電所
2009年8月11日5時7分頃
 震源地   : 駿河湾
 地震規模  : マグニチュード 6.5
 各地の震度 : 震度6弱 静岡県焼津市、牧之原市、御前崎市 他
              震度5強 静岡県静岡市、袋井市、菊川市 他
              震度5弱 静岡県島田市、掛川市、長野県下伊那郡泰阜村 他
で地震が発生しました。
震度の分布は、気象庁のHPによると
e0186490_11352420.jpg


となります。

それで、浜岡原子力発電所はどこにあるかというと

e0186490_11362675.jpg


御前崎の西側にあるわけですね。
それで、運転中の浜岡原子力発電所が地震加速度によって自動停止したわけです。
浜岡原子力発電所は、地震加速度が120gal(ちなみに重力加速度は980gal)になると自動停止します。制御棒が一斉挿入されるというやつですね。

そこで、調べてみると
浜岡原子力発電所の地震計の値に特徴があることが分かりました。

1号機 109gal
2号機 109gal   
3号機 147gal
4号機 163gal
5号機 426gal

5号機だけが、他に比べて、異常に大きい。
そこで、発電所のレイアウトをgoogle mapで調へてみると

e0186490_11431044.jpg


5号機だけが、若干、離れていることが分かりました。
ただ、離れていると言っても数百mであり、これで、地震加速度が2.6倍になるのは不思議です。逆に言えば地震の揺れは局地的に変動するということでしょうか。

・中部電力の対応について
中部電力は、そのホームページで
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対策本部の設置状況
本  店 : 8月11日 5時 7分
  浜  岡 : 8月11日 5時31分
  静岡支店 : 8月11日 6時00分
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と、発表していますが、本店(一般の意味では本社のこと)の対策本部設置が地震発生直後というか同時刻の5時7分というのは、どういった意味なのでしょうね。

また、HPでは
*************************
2009年08月11日
地震による被害状況(8月11日10時20分現在)
2009年08月11日
地震による被害状況(8月11日9時20分現在)
2009年08月11日
地震による被害状況(8月11日8時20分現在)
2009年08月11日
地震による被害状況(8月11日7時30分現在)
2009年08月11日
地震発生後の浜岡原子力発電所の状況について(午前7時00分現在)
2009年08月11日
地震による被害状況(8月11日6時30分現在)
2009年08月11日
地震による被害状況(8月11日6時現在)
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と30分から1時間毎にプレス発表して、敬服します。

・新聞の対応
朝日新聞は
http://www.asahi.com/national/update/0811/TKY200908110003.html
中部電力によると、地震発生時、5号機の原子炉建屋5階にある燃料交換のためのエリアで通常の8倍程度の「放射能」が観測され警報が出たが、計測値は間もなく下がり、警報も止まった。中部電は警報が出た理由を調べている。
「」は、投稿者注:ちなみに、これは放射能ではなく「放射線」の間違いです。記者はよく勉強するようにして欲しいですね。

毎日は、社風とは異なり冷静でした。
http://mainichi.jp/select/today/news/20090811k0000e040035000c.html
5号機では地震発生直後、原子炉建屋内の燃料交換エリアで空気中の放射線量が高いことを示す警報が出た。最大で通常の8倍の毎時0.019ミリシーベルトを記録したが、午前7時には警報値(0.01ミリシーベルト)を下回った。主排気筒の放射線モニターの数値に異常はなく、中電は「外部への影響はない」と説明している。【山田大輔】
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by snow2k9 | 2009-08-11 11:55 | 理科


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